院長よりご挨拶
令和2年6月に、山本訓生先生から協立内科外科医院を継承し新規開院させて頂いた小出泰平と申します。
私は2001年に医学部を卒業してからこれまで、大学病院や総合病院で消化器外科医として悪性腫瘍の手術や術後管理、化学療法、緩和医療等々を行ってきました。
医学部卒業後2年間は、大学病院で外科の研修医(現在とは研修医制度が違ったため、卒業後すぐ外科の医局に入局しました)として働きました。
卒後3、4年目は川崎市川崎区にある川崎市立川崎病院で外科医として働きました。
卒後6年目の2006年には教授に海外留学の機会を頂きました。留学したのはアメリカ東部のボストンでした。
私が留学したのはボストン市内南部にあるBoston Universityで、癌免疫療法の分野で有名なDr. Jianlin Gongの研究室で癌の免疫療法の研究に従事しました。
留学から帰国後、大学病院では上部消化管(食道や胃)のチームに所属し手術や術後管理に明け暮れる日々を送っていましたが、下部消化管内視鏡(大腸カメラ)を習得したい気持ちが強くなり、当時の教授に掛け合い下部消化管内視鏡を年間7000-8000件行っている埼玉県の所沢肛門病院で内視鏡の修練をさせて頂きました。大腸カメラの経験がまったくなかった私を栗原浩幸院長は快く引き受けてくださり、所沢肛門病院の先生たちから約1年半、大腸カメラの基礎を学びました。
臨床医としての20年以上の経験の中で主治医として数多くの患者様を受け持たせていただき、手術で病気が完治し元気に退院される患者様もたくさんおられた一方で、見つかった段階ですでに病気が進行しており、残念ながら救うことができなかった患者様もたくさんおられました。
外科医として仕事にやりがいを感じる一方、限界を感じることが多かったのも事実です。
「もっと早い段階で病気が見つかっていれば、病気を治すことができたかもしれない」
そう感じることもありました。
今回、協立内科外科医院を継承するにあたっては、これまで山本先生が約40年にわたって続けてこられた濃密な地域医療を引き継ぎつつ、私の消化器外科医、内視鏡医としての経験・技術も上乗せした形で、紀南地域の皆様の健康の維持、病気の早期発見に寄与したいと思っております。
スタッフ一同、患者様に誠心誠意対応させて頂きますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
院長 小出 泰平
院長略歴
東京都練馬区出身
東京学芸大学附属高等学校卒業
帝京大学医学部卒業
川崎市立川崎病院外科医員
Boston University School of Medicine, molecular stress response unit research fellow(PI:Dr.Jianlin Gong)
帝京大学外科助手
紀南病院外科医長
所属学会・資格
- 日本外科学会専門医
- 日本消化器内視鏡学会専門医
- 日本がん治療認定医機構認定がん治療認定医
- 検診マンモグラフィ読影認定医
- 上部消化管内視鏡スクリーニング認定医
- 大腸内視鏡スクリーニング認定医
- 医学博士
- 日本乳癌学会会員
- 臨床研修指導医
- 緩和ケア研修会修了
- 難病指定医
- 前三重大学医学部臨床准教授
- 身体障害者福祉法第15条第1項指定医師
熊野警察警察医
熊野市立木本小学校学校医